慢性化する前の腰痛予防と対策が肝心

腰痛のよくある問題点として、腰痛の慢性化が挙げられます。腰痛は慢性化しやすいため、予防や対策が必要です。
つい腰痛の痛みが出ると安静にしてしまいがちですが、安静にしすぎて動かずにいると筋力の低下を招き、より負荷を与えることもあります。そのため、慢性化にマッチする対策が欠かせません。

慢性化の腰痛は病気や外傷だけではなく、あらゆる原因が重なり合って発症しています。身体的要因だけではなく、ストレスなどの心因的要因も絡んできます。そのため、ストレスを溜めない生活を送ることも重要。また、規則正しい生活、適度な運動も必要です。さらに、普段から姿勢に気を遣うことも大切になります。特に長時間同じ姿勢になるデスクワークなどの作業では、猫背にならないように注意しましょう。
また、簡単なストレッチなどをするのも効果的です。他にも、腰に負担が掛からないように、寝具を見直すことも改善に繋がります。

これらのように、慢性腰痛には、動作的要因、環境的要因や年齢やストレスなどによる個人的要因が複雑に重なり合って起きます。腰痛のほとんどの原因が特定できないのはこのためです。
しかし腰痛の中には、内臓の病気や脊髄の腫瘍など、重大な病気が隠れていることもあります。さらに、女性特有の病気が隠されている場合もあるので、注意が必要です。また、慢性腰痛の慢性的な痛みは、不安やストレスになり、悪循環を生み出してしまう可能性も高いです。そうならないためにも、日常生活でのセルフケアをしっかりと行うことが大切です。
職業病別では、腰痛にスポットをあてた看護師向けのセルフケア情報が参考になるでしょう。